お知らせ

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猫の歯肉口内炎・歯周病について

こんにちは

堺おおのしば動物病院です。

表題にある、「歯肉口内炎」耳慣れない言葉だと思います…歯周病とは違う猫ちゃんの病気です。

歯周病と同じように、口臭やヨダレ、歯肉炎も見られますが、通常の歯周病と同じ対応では治らない、歯周病よりも治療が困難な病気です。

先日、口臭が気になると来院された4歳の猫ちゃん、診断名は歯肉口内炎(軽度)と歯周病でした。

歯肉口内炎の外科治療は抜歯を行う事ですが、飼い主様と相談し、今回は麻酔をかけてスケーリング(歯石除去・歯周ポケット掃除)と一部の抜歯を行いました。

上)スケーリング前(麻酔中)の写真 下)歯科処置から1週間後

特に注目して頂きたいのは黄色い点線の中です。

特に犬歯~臼歯にかけての歯肉炎(赤み・腫れ)がおさまっています!

こんなにすぐ良くなるなんて!飼い主さんも喜んで下さいましたし、スタッフもとても嬉しく思いました!

また、歯周病治療として週2回(約1か月)お薬をお口の中に塗ってもらっています。猫ちゃんは特に歯磨きが出来ない子が多く、皆さん大変悩まれています…この子はお口を触らせてくれる子ですがそれすら出来ない子のほうが多いと思います(^^;)

それぞれに合った最善の治療・予防が必ずあるので、あきらめずに見つけていきましょう(^^)

今回処方しているお口の塗り薬は、効果が認められている塗り薬です。しっかり塗って、頑張って治療している飼い主様と猫ちゃん、素晴らしいです!!!

当院では、麻酔処置の重要性とリスクを踏まえて麻酔前の評価をしっかりと行ったのち、麻酔処置を行います。うちの子麻酔大丈夫かな?歯科処置やった方が良いかな?なにか気になることがありましたらお気軽に当院へお問い合わせ頂くか、かかりつけの動物病院さんへ聞いてみましょう(^^)

獣医師 井原

堺市中区の動物病院 土日診療 駐車場7台

国道310号線コーナン横 初芝駅、深井駅より車で7分 なかもず駅より車で12分